heichaのブログ

就職活動と本読みが好きな人のブログです。暇つぶしにどうぞ!

坊主失格とかいう本を読んでみた感想!

坊主失格 (幻冬舎文庫)

 

・ 購入のきっかけ

「100万円でも降ってこないかなー」

と考えながら

 

ボ~っと結婚お悩み相談系の記事を見ていた際、

ものすごく鋭くぐうの音も出ないほど論理的

意見をされていた記事を発見しました。

(ある意味、論破に近かったですが。。) 

 

そしてその回答者こそが

「坊主失格」の著者

小池龍之介さん!!

 

タイトルの通り、坊主であり僧侶です!

 

この本を面白くしているのは間違いなく

著者の破天荒さであり

共感できる悩みであったりです!

 

ウィキペディアで調べるだけでも面白い人で

あることが分かります!

 

  • 東大時代、学生結婚をしていたが離婚。
  • 著書『坊主失格』において、奇行癖、複数の女性との同時交際、妻や母親への暴力、恋人の自殺未遂を告白している[5]
  • 大学在学中に、乱れた生活を咎める父から勧められマハーシ・サヤドウ長老派の瞑想を開始。

 

 

 

なんと東京大学出身なんですね。賢い。

 

そして僧侶でありながら性に奔放であったり

 

奇行を行ったりとギャップを感じさせますね! 

 

パートナーへのトラブル奇行については

本書にて当時の自分を分析しつつ詳しく解説しています!

 

彼のバックグラウンドを知らずに読んでも十分に

面白い一冊だと思います。

 

ちなみにページ数は文庫サイズで220ページと

とても読みやすいボリュームです。

 

・こんな人におすすめ!

人間関係に悩んでいる方!

恋愛・パートナーに悩んでいる方!

仏教に興味あるよー!って方!

瞑想に関心のある方!

にお勧めします!

(人間関係に悩んでいる方という言い方は対象が多すぎますかね…)

 

※この本は坊主のハチャメチャストーリーではありません。

もちろん、破天荒要素はありますが、

全体的に仏教的・哲学的な考え方について

柔らかく、著者の体験を踏まえつつ書かれたモノです。

 

著者の子供時代から大人に至るまでの

自伝的要素も含まれます。

 

特にパートナーとの関係性については

なんだかサイコパスじみた経験談に感じました。

 

しかし、

著者の仏教的見解と哲学的見地から冷静に

分析されており

人間はこんな心理になっているのかも知れないな!

とか考えさせられます!

 

 

・著者の考え方

 

「座禅・瞑想により変化した自分!」

このようなことを最後のほうに書かれています!

 

考え方というより著者の成果報告ですね。

 

瞑想には効果がある

とニュース記事や書籍で拝見したことがありますが

 

手短に気軽にできるのにもかかわらず私は

少ししか実践できていません…

 

このブログを読んだ期に

初めて見るのはいかがでしょうか?

私も面接に行く前に

一度やってみようかと考えています!

 

この書籍には瞑想のやり方は詳しく書かれていません。

しかし、多書籍・サイト・動画で解説されていることも

ありますので、実践の前に一度調べてみると

モチベーションになると思います!

 

 

 

・印象に残ったこと

 

 

 快楽の本質が「落差」にすぎないということ

 

 序盤に出てくるこの言葉がなんだか

自分に当てはまる気がして強く印象に残りました!

 

この「落差」というのはギャップであると説明されています。

 

例えば、空腹感!

 

ごはんを食べると「快楽」を感じますね!

 

ですが、食べ過ぎると

 

おなか一杯!!苦しい!

 

という具合に脳への情報は変化します!

 

しかし!?

 

味や種類の違うものなら

 

再びそれに食欲を示します!

 

 

このような刺激の落差が快楽になるようです!

 

ほかにも思い当たる「快楽の落差」

 

日常にあふれていると思います!

 

私でしたら服や環境です。

 

店頭で買った際は

 

すごく気に入っているのに1年と着ないことも

 

あります。

買ったばかりのおニューを着ているときは

すごく幸せな気分ですが不思議でした。

 

ただ、これら快楽がただの落差!

と言われて一切皆苦を納得してしまいました。

 

一切皆苦」とは

 

「すべての形成されたものは苦しみである」

 

という意味です。

詳しくはそのままググってしまうと早いですが

 

本書の説明的には

 

すべての形成されたものは「心を裏切ってしまったり

「不満足をもたらすもの」ですよ

 

と言っております。

 

 

なんだか仏教って面白いと感じますね!

というか、よく思いつきましたね昔の人は!

 

・類書など  

 

アドラー心理学に近い考え方もあると感じ

「嫌われる勇気」

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

瞑想について少し触れている

「超集中力」も類書として紹介します!

自分を操る超集中力

 

終わりに

 

 

仏教や瞑想なんて胡散臭い!

ただただ怪しい…

 

と考えていましたが

その普遍性と論理的・科学的な証拠を知ってしまうと

 

やみくもに否定できないと考えが変わりました!

 

むしろ、もっと知りたいにまで変化しました!

 

この「坊主失格」の本については

アマゾン・楽天・メルカリなどで中古ですが安く

購入できます。(笑)

 

気に入ったら、実際にお寺や著者のHPを訪れてみるのも

いいと思います!

 

それでは、瞑想してきます!

ご拝読ありがとうございます!